
『大人の流儀』 伊集院 静 (著)
粋な大人になった気分で読むといい感じ。
付箋なんかつけちゃいけないよ。
こういうことを書けるまでに、気が遠くなるような時間が
かかったのでしょう。
ずっと封印していた、前妻の夏目雅子さんとの
最後の日々についての記述は胸がつまされます。
涼しくなって読書の秋です。
ぜひ手に取ってみてください。
『趣味は何ですか?』高橋秀美
こう聞かれたらなんと答えます?
私の場合、読書。
芸がない、なさすぎる。
あとはホラー映画鑑賞。
話が続かない・・・。
趣味の話で和気あいあい、うらやましい限りである。
さて、そんなこんなで読んでみました。
著者も趣味がなく、趣味にまい進している人たちに
インタビューしています。
「鉄道」「坂本龍馬」「航空無線」「蕎麦」「ヨガ」
「八十八ヶ所巡り」「切手」「消印」「手相」「エコ」
「防災」「カメ」「ファン」「ゲーム」「ラジコン」
「ボウリング」「武士道」「階段」「ウォーキング」
「茶道」「ガーデニング」「登山」
極めている人たちは、やはり普通人と違います。
趣味を極めると、それはそれで孤独なのかもと思いました。
『あなたがいる場所』 沢木 耕太郎 (著)
短編集。
不幸な話ではあるが、清潔でほの明るい印象。
人にはそれぞれ物語がある。
そういうことを思い出させる一冊。